Animal 3rd Eyesとは Animal 3rd Eyesとは

行くあてのない猫たちが安心して暮らしていける
安らぎある 終の棲み処を目指して

近年、飼い主さんの高齢化に伴い施設への入所や病気療養のための入院などを余儀なくされそれまで共に暮らしてきた動物たちの行き場が失くなってしまうことが増えています。

わが子のように大切に大切に時間を過ごしてきたのに、ずっとずっと幸せであってほしいのに、こんなハズじゃなかった・・・とその子の一生を守ることが出来ない現実。また、愛する家族たちのためにこれから準備をしていこうと思っていた若い飼い主さんであっても突然の病や事故で倒れてしまうということも絶対無いとは言い切れません。

そうして最愛の飼い主さんと別れることになってしまったこの子たちは、また新たに家族として迎えてくれる里親さんとめぐりあえる事ができればいいのですが、その子自身も歳を重ね高齢であったり、ケガや持病により通年のケアや介護が必要であったり、飼い主さん以外の人とのコミュニケーションが難しかったりと、ご縁に繋がらない子がいるのも現実です。

里親さんとのご縁がつながりにくいこのような子たちが、行き場(生きる場所)を失ってしまった時、それから先その子たちに訪れる未来がどのようなものかを想像してみてください。

Animal3rdEyesの猫たち

Animal3rdEyesは、
様々な理由で生き場を失ってしまった猫たちの中でも
猫自身が高齢であったり
病気やケガで通年のケアや介護が必要となり
新しい里親さんにつながりにくく
どこにも行くあてがない子たちが
ずっと安心して暮らしていける
終の棲み処 をめざして活動しています。

歳をとっている子や病気やケガを負っている子は、誰かに手を差し伸べられなければ生きていく事はできません。
しかし、どんな理由があったとしてもこの子たちに罪はない…
“見捨てられても仕方がない命”なんて無いはずです。

Animal3rdEyesでは、誰にも守られることなくこぼれ落ちてしまいそうな子を優先にあたたな受け皿になりたいと考えています。
たとえここが終の棲み処になってしまっても、何年先も安心して暮らしていけるような場所を作っていけるように尽力します。

Animal3rdEyesの様子
Animal3rdEyesの様子
Animal3rdEyesの1日の流れ

トイレ掃除・飲み水の交換・掃除機がけ・床拭き・洗濯…やることはいっぱいです。
その日その日の細やかな様子を確認し、顔色や毛艶、食欲・トイレ・心のケア。どれも欠かすことはできません。
1Fの要看護室では、目が離せない症状の子たちを24時間365日体制で看護しています。

心のケア

A3Eに来た当初は、引きこもってしまったり、人を威嚇したり、ご飯を食べない子が多いのが現状です。
ですが、最初からそんな状態だったはずはありません。
私たちはまずその子たちの心のケアを第一に考え、安心してここで暮らしていけるよう長い時間をかけ一匹一匹にあった世話をします。
行き場をなくし悲しい目にあう子をなくしたいと私たちは切実に願っています。

猫を迎える前に考えてほしいこと

猫を迎える際は、どうか家族の一員として迎えてください。
「事情がありこれ以上猫を飼えなくなってしまった」「自分が歳をとり世話ができなくなってしまった」等の理由で猫を手放す方が悲しいことですが数多くいらっしゃいます。しかし、どうしても手放さなくてはならなくなる前に、自分の子が安心して暮らせるように新しい飼い主さんを見つけ、行き場を確保してほしいのです。
私たちがお預かりすることになった子たちには、もちろん最善を尽くさせていただきます。それでも私たちのもとに来ることは、けして幸せなことではありません。愛情を独り占めできるその子だけのおうちが見つかるように、まずは飼い主さんまたは保護主さんができることを精一杯対応していただけますよう、お願いいたします。

経緯

私たちAnimal3rdEyesは2008年2月、当時あまりにも恵まれているとはいえない環境下(某動物保護団体)に置かれていた猫たちを救いたいと考える有志が集まり結成しました。
そんな環境下に置かれる前、もとは飼い主さんのあった猫たち。
身寄りのない飼い主さんはこれまで共に暮らしてきた動物たちを手放さなくてはならない現実。

行き場を失ったこの子たちに安心できる終の棲み処を作りたい…と強く考え、私たちは活動を始めました。


2008年06月~
清水区の山奥にあった古民家をお借りし、73匹の猫たちと任意団体として活動スタート
2009年10月
30匹の猫たちと過ごしていた飼い主さんが病に倒れ崩壊寸前となった現場に着手
2013年01月
71匹多頭飼育崩壊現場に着手
2014年04月
NPO法人設立
2017年06月
現在の場所に居を構え活動中